エアコン工事の料金トラブルで最も多い原因は「追加工事」です。

この追加工事について説明するために、「標準工事」について簡単に説明致します。

一般的に言うエアコンの標準工事とは1階に室内機を取り付けて、すぐ後ろに室外機を設置する。マンションならエアコンの後ろにベランダがあれば、おおよそ標準工事で設置する事ができます。

(コンセントの形状や電圧等の細かい部分については割愛します)

よくある「追加工事」の例としては、室外機を屋根の上に設置する場合には専用の屋根置き金具という部材を使用し、2階にエアコンを取り付けて1階に室外機を設置する場合には配管延長が必要になります。

エアコン業者としては当たり前の事かもしれませんが、「追加工事」について理解していないお客様にとっては事前に説明がなく、工事が完了してから「追加工事費が〇万円かかります」と言われても納得できるはずがありません。ですが、実際にこのような料金トラブルはあります。

そして昨今でとても増えているのがお客様がエアコン工事の知識がない事を利用して、必要のない追加工事を請求するといった詐欺まがいの行為です。というか詐欺ですね…。

例えば、新品のエアコンには室外機にエアコンガスが封入されているのですが「設置する部屋が広いので追加費用がかかりますけどエアコンガスを追加補充しておきますね」とか、他にも「ドレンホースは別途料金になります」など、本来は標準工事に含まれる内容を請求したり…悪質なエアコン業者が増えております。

更にそのようなエアコン業者は同時に手抜き工事によるエアコン故障も多く、月に数件は手直し工事の依頼があります。

私もエアコン工事を生業にしている以上、手直し工事をする場合はお客様から料金を頂くのですが、とても心が痛いです…。

できればその工事会社やホームページの名前をお伝えしたいところではあるのですが…(お察し下さい)

ただ言える事とすれば、料金トラブルの多いホームページや工事会社は「標準工事が安い」「追加工事(オプション工事)の料金表を載せていない」ことです。

各ホームページを見て「ここのエアコン業者は他よりも安い」と依頼したくなる気持ちも分かります、ですが一度ゆっくりとその値段が正しいのかを考えて欲しいです。

ホームページにはエアコン取り付け代¥12,000となっていたのに、実際には2倍3倍と請求されたという被害を多く見てきましたし、手直し工事にも私は対応してきました。 エアコンの取り付けには大体2時間前後の時間を要し、材料代や交通費も掛かります。
よほど人件費を抑えているのか、材料代がかかっていないのか、はたまたボランティアなのでしょうか…。

年々、エアコン工事関係者の賃金や部材代が高騰している昨今の現状では正直考えにくい料金設定をしているホームページがたくさんあります。

後から必要かどうか分からない追加工事費を請求しようとしているのではないかと考えるのが普通だと思います。

鳥取のエアコン屋は嘘をついてまで商売したくありませんし、地元の皆さまに愛されるエアコン屋を目指しています。

だからこそ細かい追加工事の料金表まで掲載し、安心安全なエアコン工事を提供しております。

悪質なエアコン業者や、ボッタクリ被害に合わないように、お客様が信用して依頼できるエアコン業者選びをして頂けたらと願います。

長くなり申し訳ありませんでした。